白内障手術前の予防接種

病気予防のため、各種予防接種を検討している方もいるでしょう。ここでは、白内障手術前の予防接種についておさえておきたいポイントや注意点などを解説します。

白内障手術前に予防接種を受けてもいいか？

白内障手術の前に予防接種を受けても問題はありません。ただ、一般的には予防接種から1～2週間程度空けて白内障手術をすることになります。 これは、予防接種と白内障手術の直接的な因果関係はないものの、予防接種によって体調不良などが起こってしまう可能性があるためです。

例えば、ワクチン接種を行ったあと、熱が出たり、だるくなったりすることがあります。 白内障手術は体調が万全の状態で挑みたいものなので、このような状況で手術に踏み切ることはおすすめできません。 場合によっては予防接種から2週間以上空くように手術のタイミングを調整することもあります。

手術前に予防接種を受けたいと考えているのであれば、担当の医師にどの程度前なら問題ないか確認しましょう。

白内障手術前の予防接種に関する注意点

白内障手術前に予防接種を検討しているのであれば、いくつかおさえておきたいことがあります。以下の注意点を確認しておきましょう。

予防接種の副反応が出ることがある

予防接種後に何らかの副反応が出てしまうことがあり、その頻度は高いといえます。例えば、発熱やだるさなどです。新型コロナウイルスのワクチンを接種した後、しばらく腕を上げにくくなったと感じた方は多いのではないでしょうか。 このようなケースでは、手術後に行わなければならない目薬がうまくさせなくなる可能性があります。

確かに特に副反応が起こらない可能性もありますが、副反応が起こることを前提にした方が良いでしょう。 どのような副反応がどの程度の強さで現れるかは事前に予想できません。

「特に何もないだろう」と予防接種から1週間後に手術を予約したものの、体調不良が続いてしまった場合は、再度予約を取り直す必要があります。

両目の白内障手術をする場合は日程に注意

両目の白内障手術を行う場合、同時に行うか、別々に行うかは患者の状況や眼科医の方針・判断によって異なります。

例えば、予防接種から1週間後に両目の手術ができる眼科と、予防接種から2週間後に片目の手術、その1週間後にもう片目の手術となる眼科では日程が大きく変わります。よく確認しておきましょう。

白内障手術前の予防接種について眼科医に相談しよう

白内障手術前の予防接種について紹介しました。予防接種後に体調不良になる可能性を考えると、直後の手術はおすすめできません。具体的なタイミングについては医師によっても考え方が異なるので、手術を受ける眼科で相談してみましょう。

以下のページでは、大阪市で白内障手術が受けられる病院やクリニックを紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。