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白内障手術ができる人・できない人

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白内障手術は受けるタイミングが重要で、放っておくと手遅れになる可能性があります。目薬や内服薬は白内障の進行を遅らせられますが、治すことはできません。白内障が進行すると、緑内障などといった別の深刻な疾患を発症したり、手術そのものが困難になったりする場合もあります。

ここでは、白内障手術ができる人、できない人について解説します。

白内障手術ができる人・検討対象になる人

白内障の進行が早い人や、他の目の疾患がある人、持病を抱えている人は早期の手術が必要とされることがあります。

また、50歳以上の人で白内障によって生活の不自由さを感じているようなら、少しでも早く手術を受けて快適な視力・視界を取り戻すことをおすすめします。生活の質も向上するでしょう。

白内障手術ができる人・検討対象になる人について、もう少し具体的な例を紹介していきます。

メガネ不要の人の視力が急に0.5以下になった

一般的な目安として、普段からメガネを必要としていない人で視力が急に0.5以下になったら、手術をしたほうがいいと考えられています。

強いまぶしさを感じるようになった

車をよく運転する人の場合、太陽の光や夜間のライトなどに強いまぶしさを感じるようなら運転は危険です。なるべく早く手術を受けたほうがいいでしょう。

また、運転免許の視力の基準は左右いずれも0.3以上かつ、両眼で0.7以上です。それを満たさなければ免許を失効する可能性があります。

白内障手術ができない人

続いて、白内障手術ができない人について説明していきます。

白内障以外の病気を併発している人

白内障の患者さんの中には、他の目の病気を併発している人も多くいます。

たとえば黄斑変性や黄斑前膜、黄斑円孔などの黄斑疾患。緑内障も加齢によって発症しやすいため、白内障と併発することが比較的多いと考えられます。

このような場合は、クリニックによっては手術ができずに断られてしまうこともあるため注意が必要です。

症状が進行しすぎている人

白内障が進行すると、ピント調節の役割を担う水晶体がどんどん硬くなっていきます。白内障手術は濁って光を通しにくくなった水晶体を超音波で砕き、吸引して取り除きますが、水晶体が硬すぎると超音波で砕くのが困難になります。仮に砕けたとしても、水晶体の破片が他の組織を傷つけてしまうかもしれません。また、水晶体を包んでいる水晶体嚢にダメージを与える可能性もあります。

白内障が進行しすぎていると、通常の白内障手術よりも時間がかかりますし、手術中にトラブルが起こるリスクも高まります。期待していた視力の回復も得られないかもしれません。当然ながら手術の難易度も格段に上がりますので、手術に踏み切れないクリニックも多いようです。

他の病気を併発している場合や症状が進行しすぎている場合は、あらゆる症例に対応可能な眼科医がいるクリニックに相談しましょう。

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