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早い場合には40歳代から始まり、50歳代で8.4%、60歳代で約40%、70歳以上になると80%以上の人に見つかるといわれる白内障。その白内障の治療手術は、年々進歩を続けています。
大阪でも新しい検査機器や手術方法を取り入れるクリニックは増加傾向にあります。いま注目を集めるレーザー機器による白内障手術に力を入れる南大阪アイクリニックの渡邊医師に注目しました。
参考元:NHK(https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_220.html)
「光がまぶしい」「視界がかすむ」「ものが二重に見える」——これらは白内障の代表的な症状。原因は加齢などによって水晶体が濁ってしまうことです。
白内障手術はその濁った水晶体を取り除き、代わりに人工の眼内レンズを挿入する手術です。白内障は点眼薬で進行をある程度遅らせることはできますが、根本的に完治させることはできません。したがって、白内障が進行して日常生活に支障をきたすようであれば、手術が必要となります。
かつて白内障手術は、限られた医療機関でしか受けることのできない「先進医療」に認定されていました。その後、超音波による手術が一般化し、多くのクリニックで施術を受けられるようになっていきました。現在も目覚ましい進歩を遂げており、特にレーザーによる手術の登場は、超音波手術が普及した際と同じように、大きな転機であるともいわれています。
白内障手術に限った話ではありませんが、そうした進化が起こるほどに、医療機関ごとの手術のレベルには差が出てくるものです。正確で安全性の高い手術を選ぶためには、常に新しい技術の習得に取り組み、技術や設備にこだわるクリニックを、患者さん自身で探していく必要があるでしょう。
大阪南部で先進的な白内障手術を実践している「南大阪アイクリニック」。フェムト秒(1,000兆分の1秒)レーザーという機器を使用した白内障手術に力を入れています。
白内障手術においてもっとも重要な部分は、角膜と前嚢の切開に加えて、水晶体を取り除くために断片化するプロセスです。そこの正確さが手術後の見え方や予後にも大きな影響を与えるため、精密な技術が求められます。とはいえ、そこは執刀医が自らの経験と勘に頼るしかなかったのがこれまでの白内障手術なのです。
南大阪アイクリニックが導入している「フェムトセカンドレーザー白内障手術装置」は、角膜や前嚢の切開、水晶体の断片化のプロセスをレーザーで実施するため、より高精度で安全性の高い手術が可能になったのです。
レーザー白内障手術のメリットはそれだけではありません。まず、切開の傷口が小さく済むので感染症などのリスクも軽減されます。手術前の計画との誤差も最小限に抑えられるため、レンズの位置や傾き加減のずれも起こりにくいと考えられます。つまり、見え方の回復効果も極めて高いということです。ちなみに手術中のレーザー照射時間はわずか1分ほど。身体的な負担も少なくなっているのです。
南大阪アイクリニックが導入している白内障手術の機器はレーザー装置だけではありません。そのラインナップを紹介しましょう。
白内障手術に用いる眼内レンズには、およそ200段階の固有の度数があります。「ORAシステム」は数万件にも上るデータからリアルタイムで眼の情報を解析。単焦点レンズ、多焦点レンズにかかわらず最適な度数を割り出し、手術前に計画していた見え方の実現をサポートします。
近赤外光を用いて、眼の状態を直接触れることなく高い精度での測定が可能。従来の技術では測定ができなかった細部に至るまで、くまなく測定できるシステムです。高品質な白内障手術を実現するためには欠かせません。
レーザー白内障手術に対して、こちらは超音波による白内障手術のためのシステム。手術中に変化する眼内圧を自動的・継続的にモニタリングしてその変動を抑える機能を搭載しており、手術の高い安全性と効率性を両立させます。
技術や設備だけではなく、訪れる患者さんの目線に立った空間づくりに力を入れているのも南大阪アイクリニックの特徴。旧来の病院らしさを一掃し、ゆったりした気持ちで受診できるようにと院内の細部に至るまでこだわりが見て取れます。
すべての患者さんに優しいユニバーサルデザインは、身も心も安心できる場所だといえるでしょう。そんな空間で、患者さんに寄り添うべく専門のスタッフが皆さんの来院を待っています。
南大阪アイクリニックでは、白内障に悩んでいる方の相談を随時受け付けています。眼の悩みを抱えている人は、ぜひ一度問い合わせ・受診してみてはいかがでしょうか。